「子供は自分の食い扶持を背負って生まれてくる」って無責任な気がする
こんにちは!働くママゆかゆかです。
久しぶりに関西の実家に帰省して、お父さんの車に乗っている時、ラジオで聞こえた言葉が気になってしまいました。
ラジオから聞こえたフレーズ
妊娠中の女性が、子育てにかかる費用に不安を感じているといるが、どうすればいいか、ラジオ番組に相談しているようでした。
その回答が「子供は自分の食い扶持を背負って生まれてくる」でした。
「子供は自分の食い扶持を背負って生まれてくる」
おそらく、ラジオのパーソナリティの方の意図としては
「案ずるより産むがやすし」ということだと思います。
私はただの1児の母であって、子沢山でもないし、育児のプロでは無いですが、
少し無責任な回答に感じてしまいました。
食い扶持とは
そもそも、食い扶持ってどんな意味なんでしょうか?
食料を買うためのお金、食費、などの意味の表現。「扶持(ふち)」は給与や俸禄などの意味。
食料を買うためのお金ということですね。
つまり、子供は自分の食料を買うお金を持って生まれるということですかね。
古い表現じゃない?
「子供は自分の食い扶持を背負って生まれてくる」って祖父母世代の表現で、聞いた時になんとなく今の時代にふさわしく無い気がしてしまいました。
子育てに1人3000万円かかる時代
「子供は自分の食い扶持を背負って生まれてくる」という言葉は祖父母世代に言われていたようです。
確かに、祖父母や親の世代であれば育児や学業にお金をかける家庭は少なく、経済も発展していて、仕事にも困らなかったかもしれません。
現在、子育てには2000万〜3000万円必要と言われています。
子育てに必要な支出をまかなえない状態で子供を授かったとして問題にならないなら「子供の貧困」というキーワードは世の中に存在しないと思います・・・。
案ずるより産むが易しと言われても、不安は解消できないです。
問題のある親の子供
私は商業高校に通っていたので、問題を抱えるお家の同級生を多く見かけました。
家庭に問題のある同級生の多くは、アルバイトや恋人とその日暮らしをして、前向きに将来に向けて考えている子は少なかったです。
子供のうちから苦労を積めば、将来大きく成長できる、という考えが正しいなら、商業高校の同級生たちは今頃、大きな成功を納めているはずです。
事実、大きく成功した同級生は、私の知る限りいないです。
家庭環境、金銭的に苦労をさせて、成長する子供は、もともと大きな素質を持った人間なのではないでしょうか・・・。
食い扶持を保証された社会なら
一人の親として意見になりますが、子育てにかかるお金のことを心配するなと言われても、すっと納得できません。
安心して出産できたら良いのに
たしかに、食費や義務教育の費用、医療費は支援を受けられるようになり、子供を産んでも金銭的に大きく負担にはならなくなっています。
それでも、子育てはお金も時間も体力も奪われます。
子育ての支援が充実していて、
義務教育を終了すれば、仕事選びに困らず、地位も約束られる社会が実現すれば、
親として心配はないのかもしれません。